小室哲哉方式

突然ですが、PVでもCMでも、ちゃんと考えて作ろうとすれば結局作品単体ではなくブランディングの問題になってしまいます。なので、映像職人としてミニマムな部分だけを頼まれるよりも全体を見て考えろと言われる方が自分としては自然です。最近ではそういった全体の相談をして頂けることも多く楽しいです。

ただ、ブランディングを専門的に考えている人たちは主に会議室にいる印象なのですよね。自分の場合、常に会議室にいたい訳ではなく最終的には自分で撮ったりCGを作ったりもしたいタイプです。全体を見たいと上に書きましたが、職人が嫌なわけではなく全体を見た上で職人もしたいのです。

なんて我儘なんだと思いますが、これを自分では勝手に「90年代の小室哲哉方式」と呼んでいます。つまりプロデューサーでありながらも演奏するしコーラスも歌うという…。僕が学生の頃がまさに小室氏全盛期だったのですが、その頃からそういう形で仕事をしたいと思っていました。

そのやり方を通す為にはマニアックな部分と分かりやすく説明する部分の両方が必要ですが、それをまさに実践していたのも小室哲哉です。勿論小室氏と僕では仕事のスケールもクオリティも全然違うのですが、だからこそいまだにインスパイアされるのです。